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NMJメールニュース_第18号_2024冬を発行しました

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皆さま、こんにちは!
今年もあっという間に年末を迎えました。街を彩るクリスマスイルミネーションが一層華やかさを増し、私たちの気持ちも温かくなりますね。

さて、2024年はニュルンベルクメッセにとって特別な年となりました。コロナ禍を乗り越え、50周年という節目を迎えたニュルンベルクメッセは、これからの未来に向けて力強く新たな一歩を踏み出しています。半世紀を超える歴史の中で培った経験と、今後の成長に向けた挑戦が、より多くの方々と繋がる架け橋となることを確信しています。
この一年、私たちをご支援くださった皆さまに心より感謝申し上げます。

本号では、日本代表部からニュルンベルクメッセの見本市報告や最新情報をお届けします。来年も、さらに充実した情報をお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

1. Chillventa 2024 開催報告 – 専門家同士の交流に主眼をおき、大成功をおさめる 

冷凍、空調、換気、ヒートポンプ技術の展示会「Chillventa 2024」が、10月8日から10日にかけて開催されました。Chillventaは偶数年に開催される展示会で、2008年に始まりました。
今年は、世界49か国から1,010の出展者が、33,076人の来場者を迎えました。非常に国際的な展示会で、来場者の約60%がドイツ国外から訪れています。
        
毎回Chillventaに出展者として参加されている一般社団法人日本冷凍空調工業会から、報告レポートをいただきました。
次回は2026年10月13日(火)~15日(木)に開催予定です。出展者の90%が次回2026年も参加の意向を示しているとのことですので、ご出展をお考えの方は早めのご検討をお勧めします。

2. HYDROGEN DIALOGUE 2024 – Summit & Expo開催報告- 議論から行動へ

「HYDROGEN DIALOGUE 2024 – Summit & Expo」は、2024年12月4日から5日にニュルンベルクで開催された国際的な水素経済の対話イベントです。日本を含む17の国際代表団(デリゲーション)をはじめ、政治家、ビジネスリーダー、学者らが一堂に会し、2日間にわたるサミットと展示会が展開されました。
       
サミットでは日本から川崎重工業の金花会長が基調講演を行い、展示会場内ステージでは水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)が日本の水素に関わる最新状況について講演しました。展示会では、さまざまな最新技術と革新が披露され、参加者は国と分野を越えた意見交換を行いました。日本代表部は「JAPAN HYDROGEN KIOSK」と称する共同ブースを設置し、KOBELCO、水素エネルギー協会(HESS)、エネルギー総合工学研究所(IAE)、水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)、日本貿易振興機構(JETRO)ミュンヘン事務所、川崎重工業にご参加・情報提供いただき、日本の技術の紹介とネットワーキングを行い、国際協力の促進が図られました。

3. ITセキュリティのホーム「it-sa」 - 2024年は世界65カ国から来場、出展は過去最多を記録

ニュルンベルクメッセでは、ヨーロッパ最大のITセキュリティ展示会「it-sa」を2009年から主催しています。これは、クラウド管理、モバイルおよびサイバーセキュリティ、データ・ネットワークセキュリティ分野のソリューションを提供するプラットフォームです。
EUの厳格な個人情報保護法GDPR(General Data Protection Regulation)についても、展示や同時開催の会議「Congress@it-sa」、WEBコミュニティ「it-sa365」を通じて最新情報を得ることができます。
        
2024年は10月22日から24日まで開催され、世界65か国から25,830人が来場し、前年より33%増加しました。出展者数は28か国897社で、過去最多を記録しました。出展者にはサイバーセキュリティの大手企業であるIBM、Cisco Systems、Fujitsu、Dell、Broadcomなども参加しました。ヨーロッパのサイバーセキュリティ市場規模は、2023年の364億米ドルから2029年には648億米ドルに成長する予測(Mordor Intelligence社)で、次回2025年はさらに規模が拡大することが予想されます。
次回は2025年10月7日~9日に開催予定ですが、WEBコミュニティ「it-sa365」では年間を通じて情報提供を行っていますので、ぜひ今からご登録・ログインしてご活用ください。

4. 2025年~2026年開催予定見本市 

イベントカレンダーはこちらをご覧ください。

ニュルンベルクメッセの展示会は順調なお申し込み状況のものが多くあります。ご興味のある展示会については早めのご検討をお勧めします。

 

◇あとがき◇ 雑学ニュルンベルク「ドイツと日本の鉄道開業と博物館のつながり」

ドイツで最初に開通した鉄道は、1835年に開業した「ニュルンベルク―フュルト間」です。この鉄道は、世界初の商業運行を開始した路線として有名で、蒸気機関車「アドラー号」がその先駆的な役割を果たしました。

一方、日本では1872年(明治5年)に「新橋―横浜」間で鉄道が開業し、日本の近代化の象徴となりました。この鉄道は、イギリスから輸入された蒸気機関車「亀の井号」で運行されました。

現在、鉄道の歴史を学べる場所として注目されているのが、さいたま市の「鉄道博物館」と、ドイツ・ニュルンベルクの「DB博物館(DB Museum)」です。DB博物館(ドイツ国鉄鉄道博物館)は、世界最古の鉄道博物館であり、1925年に開館しました。ドイツ鉄道の歴史や技術を広く紹介しており、鉄道文化の重要な拠点となっています。

このDB博物館(ニュルンベルク)と鉄道博物館(さいたま市)は、鉄道文化の交流をさらに深めるため、2024年7月に姉妹館提携を結びました。この提携により、文書や収蔵品の貸し借り、共同企画展の開催などを通じて、鉄道文化の交流が促進されています。

日本とドイツの鉄道の歴史に触れ、実物の機関車や貴重な展示品を通じて、その進化を実感できるこれらの博物館をぜひ訪れてみてください。
(出典:DB Museum鉄道博物館

         

DB Museum(ニュルンベルク市) 鉄道博物館(さいたま市)     

 

ニュルンベルクメッセは、皆さまの実りあるビジネスを支えるため、2025年も多くの見本市を開催する予定です。新しい年にニュルンベルクにお迎えできることを心より願っております。年末のご挨拶とともに、本年中に賜りましたご厚情に、日本代表部一同、心より感謝申し上げます。

Warmest wishes for a happy holiday season!

ご出展やご来場に関するご質問等がございましたら、ニュルンベルクメッセ日本代表部までご遠慮なくお問い合わせください。

(写真出典:NürnbergMesse)

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