ご挨拶
私たちはこの春、日本代表部としての活動開始から5周年を迎えました。いつも温かく支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。
スタートして間もなく、世界はコロナ禍に入り、イベントの開催やドイツへの渡航もままならない日々が続きました。その後もウクライナ情勢、急激な円安、航空券の高騰など、さまざまな困難がありましたが、それでも日本からのご出展やご来場は有難いことに毎年少しずつ増え続けています。
そしてこのたび、私たちは世界110カ国に広がるネットワークの中で「Top Visitor Promotor」という賞をいただくことができました。これは間違いなく、日本の皆さまの海外ビジネスへの熱意と行動力、そしてご支援のおかげです。
見本市は、新たな出会いやコラボレーション創出はもちろん、現場ならではの空気感や市場の動きを肌で感じられる、貴重な場だと私たちは考えています。これからも多くの皆さまをニュルンベルクにお迎えし、ビジネスがさらに広がっていくよう、日本代表部として誠心誠意サポートして参りたいと存じます。
今回、5周年の節目にふさわしい、豪華な寄稿を3本ご紹介します!
ドイツ・バイエルン州駐日代表部からバイエルンの魅力と今後の経済交流への期待を込めた温かいメッセージ、また私たちのパートナーとして現地で展示会支援を行うtrade@messeと展示ブースの設計・施工を手がける株式会社ノイの2社から貴重なお話をお寄せいただきました。ぜひご一読ください!
5周年特別寄稿
特別寄稿
「設立5周年のお祝いと世界的なビジネス拠点バイエルン州のご紹介」 バイエルン州駐日代表部 代表 スザンネ・シーロック氏
ドイツ・バイエルン州駐日代表部より設立5周年に向けた心温まる祝辞とともに、バイエルン州の魅力や今後の日独経済交流への期待を込めた寄稿文をいただきました。
ニュルンベルク市を中心とするバイエルン州の経済圏が持つ潜在力、そして伝統と革新が共存する独自のビジネス文化について、州政府の日本代表事務所ならではの視点で語られています。5周年という節目に、改めてバイエルン州およびとニュルンベルク経済圏と日本とのつながりを感じていただける内容となっています。
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ニュルンベルクメッセ日本代表部 現地パートナーによる寄稿
「Hydrogen Dialogue Summit & Expoレポート」 trade@messe 代表 浅野 レッケブッシュ 経緯子氏
trade@messeはニュルンベルク市在住の日本人が運営する展示会サポート企業で、現地ならではの強みを生かし、通訳・翻訳、ブースアテンドの手配、カタログやパンフレットの準備など、幅広くきめ細やかなサービスを提供しています。
また、見本市や国際会議におけるメディア対応や調査・情報収集などの支援も可能です。今回の寄稿では、昨年12月に開催された水素関連の国際対話イベントについて、専門的な視点からレポートをいただきました。
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ニュルンベルクメッセ日本代表部 パートナーによる寄稿
「効果的なブースづくりを考える」 株式会社ノイ 代表取締役 髙橋 真一氏
世界各地の見本市や展示会におけるブース設計・施工を手がける株式会社ノイは、グローバルな視点と実績をもとに、出展者の皆様の多様なニーズに応えています。特にドイツでの出展時に日本語での相談が可能で、現地での円滑な施工まで一貫して対応してくれる点は大きな安心材料かと思います。
今回は来場者の印象に残るブースづくりのポイントについて、実務経験に基づいた寄稿をいただきました。
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日本代表部の活動
2020年
コロナ・パンデミックの影響により、ニュルンベルクメッセではリアルイベントの開催が困難となり、急きょオンラインイベントのプラットフォームを構築しました。これにより、人々が出会い、つながるための新たな挑戦の機会を提供しました。
日本代表部では、突然のイベントキャンセルに伴う出展者の皆様への対応に加え、オンラインイベントを有効にご活用いただくための情報やマニュアルを、日本語で提供しました。
●「Chillventa」 2020年10月 13日~15日(オンライン)
– 100を超えるプレゼンテーション、出展207社による300以上の会議
– 113ヵ国から6,800名を越える来場者による10,000メッセージ、300のビデオ通話
2021年
前半はデジタル形式での開催が中心となりましたが、秋にはリアルでの開催も再開されました。しかし、年末頃からオミクロン株が世界的に猛威を振るい、本格的な再開には至りませんでした。見本市の各セクターにおいては、関係者のご意見を尊重し、リアルもしくはデジタルのいずれかの開催形式が選択されました。
日本代表部では、日本から見本市や会議にご参加いただくために、オンライン参加の方法や、ドイツへの訪問再開に関する情報、感染予防に関する情報などを発信しました。
●「BIOFACH/VIVANESS eSpecial」 2021年2月17日~19日(オンライン)
– 82ヵ国から1,443社の出展者、136ヵ国から13,800名の来場者
– 400,000を超えるチャットメッセージ、10,000を超えるビデオ会議
●「MedtecLIVE」 2021年4月20日~22日(オンライン)
●初めてのリアル再開見本市「FACHPACK」 2021年9月28日~30日
– 33カ国から788社の出展者、約24,000名の来場者
– 入口での証明書確認し、リアル展示会を再開
2022年
2022年4月、ドイツ・バイエルン州では、新型コロナウイルスに関連する展示会開催時の規制が撤廃され、すべての見本市がリアル開催として再開されました。1月から3月に開催予定であったイベントについては、状況に応じて日程変更により対応しました。2022年を通じてニュルンベルクメッセとして通常開催の80%を超えるイベントが実施され、業界の本格的な回復が見られました。
日本代表部では、日本からの出展および来場の再開に向けて、欧州・ドイツにおける感染状況などの最新情報を発信するとともに、日本語によるイベントレポート提供も開始し現地の様子を日本の皆様にお伝えしています。
●「FENSTERBAU FRONTALE」 2022年7月12日~15日、「BIOFACH」 2022年7月26日~29日 👉 日本代表部レポート>>>
1~3月に予定されていた大型見本市は開催時期が変更となり、「FENSTERBAU FRONTALE」や「BIOFACH」などが夏に開催されるなど、イレギュラーなスケジュールとなる。
●ロシアのウクライナへの侵攻に関して、ニュルンベルクメッセでは、展示ホールを開放し難⺠のための宿泊施設の準備や⾷事提供などの⽀援。
●「POWTECH」と「FACHPACK」 初の同時開催 2022年9月27日~29日 👉 日本代表部レポート>>>
●「CHILLVENTA」2022年10月11日~13日 日系企業10社が出展
2023年
ニュルンベルクメッセすべての展示会が本格的に再開され、日本からの出展も徐々に回復してきました。
日本代表部では、「BIOFACH」や「HYDROGEN DIALOGUE」において、独自の共同ブースを企画・実施しました。また、日本からの出展者の皆様に向けて、システムブースのコンフィギュレーターなどを紹介し、利便性の向上を図りました。
●「BIOFACH」 2023年2月14日~17日
通常時期に戻して再開。JETROによるJapan Pavilionの夏イレギュラー時期出展への対応として日本代表部がJapan BIO Pavilionを企画し、 むそう商事/JONAブースであわせて⽇本から26の企業・団体が参加する。
●「IWA」 2023年3⽉2日~5⽇ アウトドア⽤品市場は増加傾向の影響を受け盛況の開催
●「European Coatings Show (ECS)」 2023年 3⽉28日~30⽇ 👉 日本代表部レポート>>>
隔年開催ながらコロナで中止を経て4年ぶりの開催。再会を祝う。
●「MedtecLIVE with T4M」 2023年5 月23日~25 日 👉 日本代表部レポート>>>
●「POWTECH」 2023年9月26日~28 日 👉 日本代表部レポート>>>
●「HYDROGEN DIALOGUE – Summit & Expo」 2023年12⽉6日~7⽇ 👉 日本代表部レポート>>>
⽇本代表部が“Japan Hydrogen Kiosk”を企画
2024年
2024年は、ニュルンベルクメッセにとって創立50周年という特別な年となりました。
この節目を記念し、「成長する精神」に支えられたこれまでの歩みを振り返る50周年特設WEBページを開設しました。また、記念すべき年に、過去最高の売上を達成することができました。
日本代表部も、50周年記念イベント「Global Meet」に参加し、世界各国の仲間たちとともに、お客様への提供価値をさらに高めるための戦略について議論を行いました。日本から見本市への来場が本格的に回復し、ニュルンベルクメッセ・グローバルネットワークの中で「2024年間 Top Visitor Promotor賞」に日本代表部が選ばれました。
●「EUROGUSS」 2024年1⽉16日~18⽇ 👉 日本代表部レポート>>>
●「BIOFACH」 2024年2⽉13日~16⽇ 👉 日本代表部レポート>>>
●「IWA OutdoorClassics」 2024年2⽉29⽇~3⽉3⽇ 👉 日本代表部レポート>>>
●「FENSTERBAU FRONTALE」 2024年3月19日~23日 👉 日本代表部レポート>>>
●「MedtecLIVE」 2024年6月18日~20日 👉 日本代表部レポート>>>
●「 Chillventa」 2024年10月8日~10日 👉 日本冷凍空調工業会様寄稿レポート>>>
●「HYDROGEN DIALOGUE」 2024年12月4日~5日 👉 日本代表部レポート>>>
2025年
日本代表部は、活動開始から5周年を迎えました。
「European Coatings Show」では、独自の共同ブースを企画しました。
●「BIOFACH」 2025年2月11日~14日 👉 日本代表部レポート>>>
●「IWA OutdoorClassics」 2025年2月27日~3月2日 👉 日本代表部レポート>>>
●「European Coatings Show」 2025年3月25日~27日 👉 日本代表部レポート>>>